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Chapter.3 チャート分析に不可欠な「移動平均線」とは

移動平均線で分かることは、相場のトレンドです。
株の動きには、「上がる」「下がる」「横ばい」の3種類があります。

下図は日足チャートです。ロウソク足だけを見ると、値動きが激しく暴れ馬のようですね。
これだと、株価のトレンドを判断しにくいです。
移動平均線なし

そこで、この値動きの「過去の一定期間での平均値」を取ることで、変動幅を均します。
その平均値を線にして結んだものが、移動平均線です。
移動平均線あり
では、移動平均線について、詳しく見ていきましょう。

移動平均線の算出方法

よく使われる移動平均線は、
5日,20,60,100,150,200または5日,25,75,100,150,200

では、この移動平均をいったいどうやって使えばいいのか、説明していきます。

全ての上昇にゴールデンクロスあり

株価が下落トレンドから上昇に転じるとき、以下の動画の順序で株価が上がっていきます。

考えてみれば当たり前ですね。上昇するときは、まず株価が上がり始めます。
そして、対象とする日数の少ない移動平均線ほど、株価の上昇が一早く反映されるため、 5日、20日、60日の順に上がり始めます。

Chapter.2 チャートツールを使ってみよう

さて、早速チャートを開いてみましょう。チャートツールはなんでもOKです。
証券口座を持っているのであれば、その証券会社が提供するツールを使うのもいいですね。

最初のうちは、無料のものから始めましょう。
ちなみに、私はTradingViewというチャートツールを使っています。無料と有料版がありますが、無料でも十分機能が充実してるので、不自由ないと思います。

チャート分析に便利なインジケーターの設定

ツールを開いたら、チャート分析に便利な設定を追加しましょう。ここでは、TradingViewを使って説明します。

「インジケーター」とは、相場のトレンドを見やすくするために、チャート上に表示させるサポートツールです。
ラインやグラフなどが多いです。以下はよく使われるインジケーターです。

トレンド系
(相場の方向性を測る)
移動平均線, MACD, ボリンジャーバンド, 一目均衡表
ボリューム系
(売買が成立した約定数や、買いと売りの強度を測る)
出来高、価格帯別出来高

中でもおすすめのインジケーターは、移動平均線です。

Chapter.1 トレード技術は、練習で鍛えられる

「投資はギャンブルだ」 「汗水垂らして働くのが美徳だ」
私も投資を始めた当初、会社の同期から「そんなバカなことしない方がいいよ」と笑われました。

でも、本当にそうでしょうか?

お金持ちで、投資をしていない人はいません。なぜなら、築いてきた大切な資産を守るために必要なことだからです。

それよりも、銀行に預けることの方を警戒した方がいいです。
銀行に預けても、金利はゼロに等しく、時間外ATM手数料は取られ、インフレにも対応できません。
仮に、物価が上がり、モノの価値が2倍になったとしても、あなたの貯金の絶対額は変わらない。
つまり、資産の価値は半減するのです。

少子高齢化が進み、年金システムは崩壊しています。もう、国に頼ることはできません。

あなたの資産は、あなたが守るしかないのです。

トレードはスポーツと同じ

トレーディングの際、売買タイミングを判断するのに不可欠なテクニカル分析。
このテクニカル分析は、本を読んだだけで身につくものではありません。「知識がある」のと「できる」は違います。

トレーディングは、スポーツと同じです。たとえ、オリンピック選手から早く泳ぐ方法を聞いたって、話を聞いただけでは実際に泳げるようにはなりませんよね?
知識がある状態から、「できる」ようになるには、何事も練習が必要なのです。

過去のチャートは、最高の教材

トレード練習をする際、過去の実際のチャートが何よりも役立ちます。
現在の株価は、これまでの過去の積み重ねがあって今に至るのです。これを活用しないなんて、もったいない!

また、チャートには、過去と同じ値動きが繰り返し現れることが多いです。
リーマンショックやコロナで、これまで幾度となく株価が暴落しました。このような暴落は、今後も起こるでしょう。
その際、過去の値動きを知っておくと、次の暴落が来ても、備えることができるのです。

もちろん、その値動きが、過去と100%同じわけではありません。それでも、再現性があります。
歴史は繰り返すのです。