Chapter.3 チャート分析に不可欠な「移動平均線」とは
移動平均線で分かることは、相場のトレンドです。
株の動きには、「上がる」「下がる」「横ばい」の3種類があります。
下図は日足チャートです。ロウソク足だけを見ると、値動きが激しく暴れ馬のようですね。
これだと、株価のトレンドを判断しにくいです。
そこで、この値動きの「過去の一定期間での平均値」を取ることで、変動幅を均します。
その平均値を線にして結んだものが、移動平均線です。
では、移動平均線について、詳しく見ていきましょう。
移動平均線の算出方法
よく使われる移動平均線は、
5日,20,60,100,150,200または5日,25,75,100,150,200
では、この移動平均をいったいどうやって使えばいいのか、説明していきます。
全ての上昇にゴールデンクロスあり
株価が下落トレンドから上昇に転じるとき、以下の動画の順序で株価が上がっていきます。
考えてみれば当たり前ですね。上昇するときは、まず株価が上がり始めます。
そして、対象とする日数の少ない移動平均線ほど、株価の上昇が一早く反映されるため、 5日、20日、60日の順に上がり始めます。